ダニの寿命は一般的に60日~100日程度で、栄養や湿度によって左右されます。

呼吸器疾患のリスクになるとされるチリダニも、空気の乾燥には弱く生存期間は短くなります。

乾いた環境で生存できる時間は、湿度や温度条件にもよるので一概にはいえませんが、湿度が50%になるとチリダニの活動は停滞します。

この乾燥状態が続くことで、やがてチリダニの水分は奪われ、死滅することになるでしょう。

しかし、チリダニを含めたダニは意外としぶとく、乾燥した空気の中でも最低数日は生き残る可能性があります。

そこでチリダニの対策として有効なのは、空気が乾燥して活動が弱まっている時に掃除機で吸い取ることです。

高温状態もチリダニには脅威ですから、スチームアイロンを使って繊維の中まで温めたり、高温乾燥機が使えるコインランドリーで洗濯をするのも効果的です。

対策が不十分で生存するダニを残してしまうと、湿度が高まった時に活動を再開して増殖し始めるので、湿度を下げるだけでなく数を減らすことが肝心です。

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