マダニは主として山林や草原などに棲息していますが、最近では都市部の公園などでも見かけます。
噛まれた時はできるだけ早く取り除く必要がありますが、手で無理にむしり取ると口の部分だけが皮膚に食い込んだまま残ってしまうおそれがあるため、通常は医療機関で除去してもらうことが推奨されています。
ただ、咬まれた状態のまま放置しておくとマダニが媒介する感染症を発症するリスクが高まります。
すぐに医療機関に行けない時は、ワセリン法を使えば簡単に自分で除去できます。
これは、皮膚に食いついたマダニの上からワセリンを厚めに塗り、しばらく放置しておくというものです。
30分ほど経ってからガーゼや布などで拭き取れば、窒息したマダニも一緒に取ることができます。