タカラダニは、日中暖かくなる5月くらいから夏場にかけて壁やベランダなどのコンクリート部分に発生する小さな赤い虫です。

小さくて真っ赤な体が特徴です。

名前のとおりダニの仲間で、赤い色が血を連想させますが、人を刺して血を吸うことはありません。

ただ、誤って潰した場合、体液がアレルギーを引き起こす場合があります。

そういう意味では、積極的に駆除しなくても害はないけれど、見た目不快でアレルギー要因になりうるので忌避したい虫といえます。

タカラダニは、目に見えない小さな花粉や苔をエサとし、コンクリートの多孔質な材質の穴や裂け目に潜むと言われています。

タカラダニを寄せ付けないためには、これらの環境を揃えないことが大切です。

壁やベランダに苔が生えたらすぐに除去します。

また、ツルツルした面にはあまり寄り付かないので、コンクリートなどに防水材を塗布することも有効です。

苔やカビを防止するタイプなら、より効果的です。

それでも発生してしまったら、水に弱いので水をかけて流すか、殺虫剤をかけます。

潰すと赤い体液が出るので、衣服についているのを発見しても驚いて潰したりしないように気をつけましょう。

関連記事