タカラダニは5月から7月頃に日本各地で発生する、約1mmほどの大きさの赤褐色のダニです。

ダニの中では大きい方で目立つ色をしているので、夏場の日当りの良いコンクリートの上などで肉眼で見つけることができます。

今回は、そんなタカラダニの生態についてご紹介します。

タカラダニは卵から幼虫、そして若虫を経て成虫になります。

幼虫の時期にはセミやクモに寄生して体液を吸い、満腹になると離れて地中に落ち、その後脱皮して若虫になります。

若虫の時期には、地上で活動する時期と土の中にいる静止期という状態になり、成虫へと成長して行きます。

さらに、未だにオスは発見されていないのでメスのみの単為生殖と考えられていて、非常に変わった生態のダニなのです。

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